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社団法人帯広青年会議所
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2010年度 社団法人 帯広青年会議所


基本方針

2010年度 社団法人 帯広青年会議所

        基本方針

      理事長 火ノ川 好信

 

   とかちの明るい未来のデザインを描こう!    
    JAYCEEの元気を発信しながら

【はじめに】

見る人を圧倒する魅力ある雄大な自然に囲まれて、その裾野には日本を代表する穀倉地帯が延々と広がる地。これが我々の住むとかちです。産業の基盤となる農業の生産額は安定して2,500億円以上にのぼり、その経済波及効果は1兆円を超えると言われ、日本の食料自給率が40%を切る状況に社会が危機感を覚える中で、十勝のそれは1,000%をゆうに越え、日本の食糧基地としての役割も十分に果たしています。地域主権型社会の構築が様々な場面で取りざたされ、全国の各地域が自らの地域を見直し、特色のある街づくりを展開しようと動く中、我々はこのとかちの街づくりをどう考えるべきであろうか。

過去に高校生を対象にした意見交換の場で「十勝の魅力は」の問いに、その参加者が口を揃えて「農業」「自然」と答えたことを忘れもしません。実際にそう思っているのかもしれませんが、その口ぶりや表現からは、自らの地域をどう評価しているのかははっきしないところだと感じながらその意見を聞いていました。しかしながら、仮にそう考えていなかったとしても口からまずは発せられるこの言葉は、彼らが潜在的に、また視覚的に刷り込まれている現状があるのであろうと考えさせられました。しかし、とかちの街づくりを考えるにあたり、この優位性を活かした運動展開がおろそかにはなっていないだろうか。

これからの街づくりには「まちおこし」という考え方が必要であると思います。「まちおこし」とはまさにそこに眠る潜在能力を改めて認め「起こす」という考え方です。とかちには先にもあげた産業のほかにも人を含めた多くの地域力が存在し、それらをもう一度「起こし」、活性することが必要であり、ここに住む人が誇りを持てる地域づくりが必要です。とかちらしい街づくりとは即ちとかちのグランドデザインを描くことであり、青年らしい英知と行動力をもってこの担いをまっとうすることが出来るのが我々JCなのです。

【運動の源たる運営】

運動を推進するにあたりその基礎となるのが青年会議所の運営であると思います。我々は地域の中で明るく、元気に活動を続ける必要があります。日々の活動を円滑に活気あるものにするためにも、一人ひとりの気概を支える運営を心がけてまいります。しっかりとした運営がなされることがLOMに元気をもたらし、行動力を上げる最も大切な屋台骨になることを認識していただきたい。その上で今後、公益社団法人取得に向けて歩みを進めなければなりません。また公益社団法人を取得するにあたり、一人ひとりが責任をしっかりと認識し、公益人材たるJAYCEEが地域の信頼を得る行動と運動を続ける覚悟が必要です。この覚悟を支えるためにも、日々の運営から社団法人帯広青年会議所の姿勢をみせてまいります。

【LOMを発信すること】

社団法人帯広青年会議所の運動を地域に大きく発信することを積極的に行いましょう。我々は市民意識変革運動の中で地域の皆様を常に巻き込んだ活動が必要になりますし、我々が何を考え実際にどのような運動をしているのかをタイムリーに地域の皆様に伝えることで、情報の共有を図るだけではなく、社団法人帯広青年会議所の元気を地域へと伝播することが可能になります。元気を伝えていくためにはHP等の媒体だけに頼ることなく、青年らしく足を使い行動を示すことも忘れてはいけませんし、その行動は十勝だけにとどまることなく、率先して各地に足を運びましょう。メンバー一人ひとりの笑顔と覚悟が必ず人を動かす原動力になるはずです。

【協力者への感謝】

帯広青年会議所が創立されて以来、関係団体を始め多くの皆様のお陰で地域活動に貢献することができました。これからも更なる貢献ができるよう協力をお願いする必要がありますし、我々が青年らしく元気に活動することへの期待を持っていただけるよう語りかけましょう。また、最も身近な家族、そしてこの素晴らしい歴史を支えてくれた多くの先輩の皆様にも心からの感謝を伝えていきましょう。感謝は思っていても伝わるものではありませんし、自らの行動に自信と誇りを持って語りかけなければ、今後の協力を得ること自体が不可能です。これからも明るく元気に行動することが出来るように、溢れる想いを笑顔と共に心から伝えていきましょう。

【とかちらしい地域創造のために】

道東自動車道全面開通を控え道内観光の流れも変化すると同時に、十勝への人の流れも加速する期待がよせられています。開通を前に我々がやり残したことは無いのだろうか。今こそ我々が長年「とかちはひとつ」の名の元に携わってきたネットワークとノウハウを最大限に活かす時です。さらにそこに改めてとかちらしさを盛り込み、他の地域では真似の出来ない地域づくりに繋げることが重要であり、その絶好のチャンスを活かすことで更なる運動の足がかりにしてまいりましょう。また、とかちの環境への配慮も大切です。2008年に提言した「未来へ」の中で地球規模の環境への配慮が謳われ、我々も近年、環境事業を通して市民への環境に関する意識変革を実践してきました。今後もこの運動をとかち全域に繰り広げ率先して環境に携わる人づくりにつとめてまいりたいと考えています。

【未来に向かって】

青年会議所の活動は単年度ですが、我々が進むべき運動の方向性はぶれることなく、地域に信頼されるものでなければなりません。2001年に2000年代活動指針が策定され、歩むべき道筋が示されてから今年で節目の10年目を迎えます。地域の環境は変化し、社団法人帯広青年会議所も全国会員大会を主管するなどLOMの事業展開も変わる中、我々は次の10年に向けた中期のビジョンを策定する大切な時期を迎えました。2008年に提示した「未来へ」を推進しながら、我々がこれからどのような指針で次の10年を迎えるのかを考える大切な1年です。変革することに恐れることなく、夢のあるとかちを切り拓くための大胆で明るいビジョンを構築しましょう。

【新しい仲間づくり】

未来を考え組織を運営するには会員の増強が不可欠です。疲弊した地域をどうしたら良いのか、その答えを明確に見つけることは出来ません。だからこそこの地を思う一人でも多くの仲間が必要です。一人で考えるよりも、一人で行動するよりも、多くの青年がアイデアを出し合い、そして行動することが、明るい豊かな地域を創造するもっとも確かな一歩であります。ですから一人でも多くの仲間づくりを行う必要があるのです。会員拡大は組織の魅力だけで達成できるものではありません。そこで活動するメンバーがいかに魅力ある人であるのかが問われています。メンバー一人ひとりの行動と笑顔が人をひきつけることを忘れずに、笑顔溢れる楽しい仲間づくりを全員で行いましょう。

【地域の宝物】

アカデミー会員は社団法人帯広青年会議所だけではなく、地域の大切な原石であります。彼らは大きな夢や希望を持って青年会議所に入会してくれたはずです。メンバー一人ひとりがこの大切な原石を見守りながら、我々が受け継いだ想いを伝え、それぞれがしっかりとした目的を見出せ、行動できる地域の宝物へと育てていかなければなりません。また、まっさらな感覚を持ち合わせたアカデミーメンバーは、我々に忘れかけた多くの気づきやエネルギーをもたらしてくれる貴重な存在になることも忘れてはいけません。互いを尊重しあい、互いに磨きあうことで我々も共に成長しながら、地域の宝物をメンバー全員で育てていこうではありませんか。

【終わりに】

『未来の「とかち」が明るく豊かであるために、地域の活力源となろう』 これは2000年代活動指針にある一節です。我々が元気に活動できてこそ地域が元気になります。逆に我々が元気でなければ決して明るく豊かな地域を創造することなど出来ないのです。一人ひとりが自らの行動を律し、責任のある行いをしてこそ地域に信頼される社団法人帯広青年会議所が形成されます。だからと言って消極的になることなく、青年として勇気を持って夢を語り、行動を起こしましょう。そこには失敗もあるかもしれません。しかしそれすらも青年に与えられた特権の一つであります。

我々青年の使命とはいったいどのようなものなのか。
青年だからこそ出来ることとは何であろうか。

青年会議所のみならず、様々な活動を通していつも考えるのがこのことであります。20代、30代のこの時期だから出来ること、言い換えればこの時にしか出来ないことを行うこと。これは農作物で言うところの「旬」によく似ています。農作物にはそれぞれに旬があり、これは日本人が生活をするうえで特に重要な役割を果たしています。例えば水分の多い野菜の旬は夏であり、汗をかき水分を欲する時期の野菜として適しています。穀物の旬は秋であり、冬に向けての体作りに、ビタミンCを多く含む野菜の旬は冬で、風邪をひきにくい体を作ってくれます。地域における人についても同様の役割が存在し、特に街づくりに関しては昔から「若者、馬鹿者、よそ者」が必要であると言われていることは周知の事実であります。我々の年代に与えられた使命とはまさにここに存在し、更に言えば気力と体力が充実した、行動することに旬を迎えた同志の集まりであることを忘れないでいただきたい。そしてこの同志は常に目の前にある様々な問題を楽しみながら行動することも忘れないでいただきたい。地域の活力源となる社団法人帯広青年会議所が、笑顔溢れる本物の元気を地域にいかんなく発信しましょう。その先にこそ、本当に明るい豊かなとかちが待っているはずです。